阪神大震災では、家が人を襲う凶器になるということを改めて知らされました。
家の丈夫さが同じなら地盤の悪い方がより大きな被害がでることは容易に想像できます。地盤の条件が同じなら、丈夫な家ほど被害が少ないのもうなずけます。 このように地震への備えとしては家と地盤のどちらが悪くてもだめなのです。
では地震に強い宅地とはどのようなものでしょう。地震に強いかどうかを判断するのは、地震に弱い地盤を知るのが早道です。
砂などによる埋立地や、むかし川筋であったところなど、緩く堆積した砂地盤で低地や地下水位面が地表面に近いところでは、
地震時に砂が水によって流動化し、地盤が支持力を失います。これを、液状化現象といいます。
このような地盤に家を建てる場合は、固い地層に杭を打ち込むとか、地盤改良という方法が考えられます。
地震の時にはより軟弱な地盤ほど揺れが大きくなることが知られています。
大河川の流域に広がっている低地はほとんど例外なく軟弱な沖積層(現代~1万年前までに堆積した地層)が堆積しています。
このような地盤は伝わってきた震動が沖積層で増幅されますので、台地などの硬質地盤より大きく揺れます。
通常、丘陵地や台地は堅い地盤で、地震にも強いのですが、丘陵の谷部や盛土された造成地盤などでは、表層は緩い(=軟弱)ので安心はできません。
地盤が軟弱だからといっても適切な基礎工事がしてあれば地震に際しても被害を少なくすることができます。 基礎は目に見えない部分ですが命と財産を守るためですから、地盤が悪いならできるだけの対策をすることをおすすめします。
| 事例1 | 地震で家は倒れなかったが、強い揺れのため、家財道具が大破してしまった。 家は、川沿いの住宅地の一角にあった。 |
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| 事例2 | 地震で地盤が液状化し、家が傾いてしまった。 昔から地震が少ない地域だったので安心していたが、敷地は埋立地だった。 |
| 事例3 | 築後10年になる家だが、近所の家が倒壊する中、大した被害もなかった。 専門家のアドバイスで、地盤を調査し、基礎をしっかり造っておいて何よりだった。 |